3/31発売のFLASH記事に対する本学の反論

 

 3/27の午後16:00より早朝写真週刊誌「FLASH」を販売する光文社の記者より取材を受けました。残念ながら我々の主張は記事のほんの一部に書かれただけであり、かつ誹謗中傷ブログの存在や、本学がカンボジアで行なった刑事告訴については一切触れられていません。

 

FLASHの記事に対する反論を以下に整理しました。

     

「受けられるはずのカリキュラムが予定通り実行されない。講師陣は定められた実務経験を満たさない人物が教壇に立っている。」

 

 本学では、これまで入学前に正規のカリキュラムを入学検討者や入学予定者にはお送りしておりませんが、概要と予定については大学パンフレットを通してご説明をしています。入学前時点でパンフレットや説明会を通して情報提供しているカリキュラムの一部が変更されることは、一般的な日本や欧米の大学でもしばしばあり得ることです。2019年度入学の日本人学生については、18科目を履修科目としてパンフレットには記載しておりますが、前期・後期での実施時期の組み替えを除く変更点は以下の通りであり、教育長の指導のもと、合計単位数による齟齬が発生しない形で適切に調整されております。

 

        1. English Reading and Listening -> English Intensive Vocabularyに科目名を変更

        2. Project Management -> Business Literacyに科目名を変更

        3. English Grammar & Intensive Vocabulary -> Business Englishに科目名を変更して統合

        4. Leadership -> 廃止

        5. Khmer History & Culture ->追加

        6. Computer hardware & Operating System -> 廃止

        7. Database Management System ->Smart Phone App Developmentに変更

        8. Network Security->HTML, CSS & Java Scriptに変更 

 

本学の講師陣には、実務経験が少ない先生も在籍しているかもしれませんが、それは、本学に限らずどの大学でもあり得ることですし、少なくともカンボジアの大学の規定は満たしています。

 

「ITに必要なプログラミングや、将来につながる実務経験ができると認識していました。でも実際にやらされたのは併設するリゾート施設のペンキ塗りや、学食調理場のハエ退治、作業要員です。」

 

我々は単なるプログラミングスクールではなく、ITで事業を作ることをもう一つの強みにしています。課題を見つけて解決することが事業につながるので、課題解決の授業の一環で「学食のクオリティーを改善する」というプロジェクトを行いました。ITの能力がまだ十分に備わっていない1年生のインターンシップのテーマとしては適切です。

学食の改善プロジェクトにおいては、学生はアイデアを出しましたが、実際の改善はスタッフが行いました。2度に渡る改善プロジェクトの結果として学食のクオリティーは著しく改善し、2軒目の学食も立ち上がりました。その結果、一部の日本人学生以外の学食の満足度は大きく向上しています。

 

ペンキ塗りは、パイプルームプロジェクトのことだと思いますが、上級生がデザインしたパイプルームを完成させる部分を新入生がチームビルディングの一環で行なったプロジェクトです。  詳細はパイプルームプロジェクトの解説ページをご覧ください(動画もあります。)。

 

   パイプルーム作成インターンシップの意義

  

「炎天下でも生肉をクーラーボックスに保管し、腐りかけの食材が寮の食事に出てきました。下痢、便秘は当たり前。食中毒や栄養失調で体を壊す学生が絶えなかった」

 

 キリロム工科大学の学生は、カンボジア人スタッフにより運営されているビュフェスタイルのカフェテリアを学食として利用しています。このカフェテリアは、学生のみならずマネジメントを含めたキリロムで働くすべてのスタッフ全員が利用しています。学食の運用はカンボジア基準で行われており、以下の理由により冷蔵庫ではなく、生肉の保管にはクーラーボックスと保冷氷が使われていました。

 

    理由1:すべての生肉は当日に下町で屠殺されている

    理由2:下町からキリロムまでの移動時間は約30分

    理由3:生肉などすべての調達は2日に1回の頻度で行われている

    理由4:当日調達した肉の半分は当日に利用し、残りは翌日に使用しているので、最大でも36時間以内には調理されている

 

 このポリシーでの運用は、学校開設時から継続され、これまで大きな問題は起こっていません。しかし、2019年4月の日本人学生の入学と、2019年10月のカンボジア人学生受け入れに向けて学食のの衛生環境の更なる向上とキャパシティの増加について検討が進められた結果、クーラーボックスの運用で生肉が腐るなどという事象は過去において発生していないものの、9月のタイミングで冷蔵庫を導入することとなりました。その理由は、クーラーボックスからの肉や魚の匂いのついた水が周囲に漏れることで、クーラーボックス周辺の衛生環境に問題が生じていたこと、10月のカンボジア人学生(約100名)が増えることによりクーラーボックスでの運用がキャパシティ的に限界に来ていたことが主な要因です。

 

   学食に関して、年に2、3回程度、提供されている料理が傷んでいるのではないか、というクレームが上がったことはありましたが、腐りかけの食材を食事として提供したことはありません。学食は、本学の学生のみならず、大学の職員やキリロムで働く全スタッフが利用するカフェテリアですので、そのようなことが起これば、日本人学生のみならずもっと多くの報告や苦情がスタッフから上がってくるはずですが、スタッフからは、そのような報告やクレームは受けていません。なお食べ物の鮮度についてクレームが上がった場合は、カンボジア人の学生やスタッフからも報告が上がってくるので、その都度、その料理の即時提供停止と改善策の検討が行われています。

  

  日本人学生が入学のタイミングで慣れない食事や生活環境により体調を壊すことがあった事実は、本学でも把握しています。しかし、これは、カンボジアを含む東南アジアの新興国に長期滞在する多くの方が経験することであり、本学だけで起きた特異な現象ではありません。また、一部の日本人学生が学食のクメール食が合わず、自炊の頻度が高かったことで、栄養不足になるということはありましたが、これは学食の品質が理由ではありません。したがって、学食が原因で「食中毒や栄養失調で体を壊す学生が絶えなかった」という主張は事実と全く異なります。ただし、学食ではなく、「友人から提供されたゆで卵を食べて腹痛を起こした」「キリロムの中で調理されたものではなく下町から調達した食事で腹痛を起こした」ことは、本学においても把握していますが、これは学食とは一切関係のない事象です。

 

「突然学生たちを拘束したんです。彼らは「携帯とPCの中身を見せなければカンボジアの法律により逮捕する」と脅しました。

「令状を見せて欲しいと頼みましたが、はぐらかされて。僕らが大学に都合の悪い情報をこれ以上発信できないように強硬手段に出たのでしょう。」その後日本人学生6名が「捜査に協力しなかった」という理由で強制退学処分を受けて帰国

 

2020年2月27日に、一部の日本人学生が本学の懲戒委員会(Disciplinary Committee)の審議に基づいて退学処分になったことは事実ですが、FLASHの記事にあるような「拘束」・「脅し」・「逮捕」・「令状」・「捜査」のような用語が登場するようなシーンはどこにもありませんでした。一部学生の事実と大幅に異なるこのような主張やその拡散は、本学の円滑な業務の運営に著しい支障を来したことから、本学は、カンボジアにおいて、一部の元学生に対し、やむを得ず刑事告訴を行っております。

 

 退学の判定時に法律違反はあったのか?についてはこちらをご覧ください。

 

 日本人学生の退学理由はこちらをご覧ください。

 

まとめ

 

以上のとおり、FLASHの記事の前提となっている学生の主張や証言は、事実とそもそも異なるか、事実を大幅に歪曲化したものであることをご理解いただければ幸いです。

一方で、本学としても大学運営に至らぬところがあったかを真摯に検証したうえで、より学生に魅力のある運営を心掛けるべく、改善を行っていく所存です。