特別検討委員会 報告書(第二部)受領のお知らせ

本学は、2020年5月26日に発足した「特別検討委員会(委員長:JohnathanT. McCaskill氏)」より、報告書(第二部)を受領いたしましたので、その結果をお知らせ致します。

 

本学は報告書に記載された評価結果と提言を真摯に受け止め、昨年度より既に取り組んでいるいくつかの推奨事項に加え、今後のアクション・プランを検討し、後に関係者に公開する予定です。

1. 概要

本報告書(第二部)では、キリロム工科大学(以下「KIT」といいます。)の学生から寄せられた苦情や懸念に関連する特別検討委員会の調査結果、および特別検討委員会が入手した証拠の検討に基づくこれらの事項に関する特別検討委員会の評価を中心に報告しています。

2. 構成

特別検討委員会の評価は、本学の教育プログラム、インフラ、および学生サービスと多岐に渡り、次の構成から成ります。

  • 指導・教育について

    ○カリキュラム

    ○教員

    ○奨学金/スポンサーシップ制度

  • 学生寮について
  • インフラ・キャンパス施設について
  • 食事について
  • 学生の衛生管理について

3. 結論

報告書(第二部)は計24ページに及ぶため、最終章の6. 結論についてのみ抜粋し、以下全文を掲載いたします。

 

<最終章の結論の全文>

 

結論

 

資料を検討し、本調査の過程で本報告書に記載されている学生、卒業生、教員、管理職の方々にお話を伺った結果、いくつかの結論と提言が得られましたので、以下に記します。これらの推奨事項のいくつかにつきましては、関連セクションで詳しく説明しています。

 

1. 学生が受ける教育の質については、特別検討委員会の総合的な評価として、KITには関連した教育や実務経験を持つ教員が採用されており、これらの教員は学生に価値ある教育経験を提供することに尽力していると考えます。特定の講師に対する個別の苦情もありましたが、特別検討委員会は、これらの苦情を大学の上級管理者に内密に伝えることがより適切であると考えます。

 

2. 前述のとおり、特別検討委員会は、インターンシップ・プログラムおよびプログラム参加に伴うKITポイントの付与に関する不満や懸念の多くが、評価基準や透明性に関するものであると判断しました。特別検討委員会は、プロジェクトの客観的な評価基準を導入することでこれらの問題に対処する権限を与えられた委員会を設立し、プロジェクトが完了したものの、主要なステークホルダーによる商業的な観点からプロジェクトが成功しなかったためにKITポイントの付与を断る場合の審査機関としての役割を果たすことを推奨します。

 

3. スポンサーシップ・プログラムに対する不満については、特別検討委員会は、学生がKITとの契約に署名する前、および1年目のオリエンテーションの際に、学生の義務について確実に説明するための措置を講じることを提言します。

 

4. 学生寮につきましては、週末などに寮内で軽食やおやつを用意したいという意見が複数の学生から寄せられていることから、学生寮の共有スペースに冷蔵庫や電子レンジなどのキッチン用品を設置することによるメリットを検討することを提言します。電力供給の問題で上記の機器を設置することが難しいと判断した場合、特別検討委員会はKITが必要な改善を行った後にその機器の設置に取り組むことを推奨します。

 

5. キャンパス内に十分な作業スペースがないという苦情については、特別検討委員会は、KITが現在キャンパス内に建物を建設中であり、すでに学生に作業スペースを追加して提供していることを評価します。また、これらの建設に加えて、現在は認められていない学生の寮でのインターンシップの実施を検討したり、学生やバーチャル企業がキャンパス内の未使用スペースを活用する方法を継続的に検討することを推奨します。

 

6. モリンガレストランの食事について、特別検討委員会は、食堂の利用者から寄せられた苦情や懸念に対応できる、教員、管理者、学生の代表からなる安全衛生監査委員会を大学が任命することを推奨します。また、特別検討委員会は、KITが定期的に栄養士を雇用し、食事計画に関する指導を受けることを推奨します。

 

7. 最後に、学生の健康管理につきましては、半年または1年の期間を通して診療所を利用する学生の数、各学生が抱える健康問題、そして診療所で提供されるサービスに対する評価などを追跡調査することをKITに提言します。この情報をもとに、現在のかかりつけ医又は看護師の資格が、施設に課せられた要求に対して十分であるかどうかを判断することができます。

 

8. 特別検討委員会はまた、学生、教職員、スタッフ、および運営メンバーが安全に苦情を申し立てる方法(どこで、誰に、どのように)について、その方針と手続きをより良いものに更新し、そして明確化するよう推奨します。その方針と手続きには、提出された情報が機密性および敬意をもって取り扱われることが明確に規定される必要があります。さらに特別検討委員会は、KITが学術機関の国際的ベストプラクティスに合致する公式の内部告発者保護方針を採用すること、そしてネット上のいじめや嫌がらせに関して、既存の方針を採用または改善することを特に推奨します。

 

9. KITの成長と革新と歩調を合わせるため、特別検討委員会は、KITが360度評価手法を用いて年次調査を実施し、カリキュラムや教職員、KITが提供する学校施設やサービスなどの問題について学生、教職員、スタッフから関連データや意見を収集することを推奨します。 

以上

 

18 May 2021

KIT Special Review Committee Administration Office

 

令和3年5月18日